第四回目次
今回は、これまでご覧いただきました設計を
基にして実際に部品を生産している様子を
リポートしてまいります。
プラスチックを溶かして金型に流し込み部品の形を作ります。
ボディ、屋根、側面ガラス、椅子、床板などプラスチックで出来ているほとんどの部品をこの工程で製作します。
キズの付きやすいボディや透明部品では成形工程の次工程での作業がスムーズに行えるように一部の部品では整列を行い、箱詰めしていきます。
次の印刷工程で扱いやすい様に箱にならべて収めます。
TRAIN SUITE 四季島の特徴である光沢のある金色をボディにまとわせていきます。
塗装が終わったボディに印刷を行っていきます。
エンブレムの他に展望室部分の黒い窓枠を印刷します。
窓枠は三角形や四角形などがあり高精度な印刷技術が要求されます。
先頭車ボディ
すべての工程を経てきた全ての部品を組立し車両の形にしていきます。
先頭車、ダイニングカー、ラウンジカーは、ライトの点灯確認、動力車は、走行確認を行います。
「Nゲージ 001形 TRAIN SUITE 四季島 製造リポート」の生産工程をご覧頂きましたがいかがでしたでしょうか?
次の最終回はパッケージについてご覧いただきます。最終回もどうぞお楽しみに。
今後の更新内容の予定です。
· 第五回 パッケージ
TRAIN SUITE 四季島 製造リポート バックナンバー
· 第一回 製品設計
· 第二回 金型設計・工程設計・金型加工
· 第三回 加飾·印刷設計
· 第四回 成形工程、塗装工程、印刷工程(本ページ)
※ 写真は試作品です。
生産工程は以下の順番で進んでいきます。
乗客用ドアの黒い模様とドア上部にあるエンブレムの印刷を行います。
中間車ボディ
黒色およびエンブレムは、ボディ上部の曲面にかけて印刷されるので歪まない様に高度な印刷技術が必要とします。